近鉄の21000系は基本は6両編成で多客時になると8両編成で運転されます。但し登場時は利用率が低かった場合を考慮して中間の2両ユニットを抜いて4両で運転出来るよう設計されてました。幸いにも通常の営業運転では編成短縮する事もなく利用客も多かったので2次車からは2両ユニットも固定扱いになり、その後90年に全11編成が出揃った後8両編成の需要も出たため1次車に組み込まれていた2両ユニットは新たに新造した中間車に組み替えられて固定化され捻出された2両は増結用ユニットとして扱われるようになりました。
ところが営業開始間もない88年3月29日に車両トラブルが発生し、汎用型で代走する事を躊躇ったのか車両の有効活用なのかは不明ですが、中間運転台付きの2両ユニットを抜いた4両編成で運転された事がありました。
その後お召し列車で4両編成で運転された事がありますが営業運転で4両運転を行ったのは現時点でもこの時限りです。また、お召し列車での4両運転は2次車で行われているようです。